営業の型

「今の契約先からの連絡」だと思って電話に応じたら、別の会社との新しい契約になっていたとき

この型の特徴

  • 「〜の回線をお使いの方へご案内です」「今ご契約のサービスの件で」と、今の契約先からの連絡のように聞こえる電話がかかってくる。会社名とサービス名をはっきり名乗らない。
  • 「今のサービスが使えなくなる」「終了するので乗り換えが必要」「更新の手続き」と言われ、手続きのつもりで応じたら、別の会社との新規契約になっていた。使えなくなるという事実は、あとで確認するとなかった。
  • 「今より安くなる」と言われて契約したら、覚えのないオプションが複数付いていて、月額はむしろ高くなっていた。
  • 「やめたい」と言っても勧誘が続き、料金の説明も説明書面もないまま、電話の中で契約が成立している。書面は届かず、届いても読む前に切替の工事日が来る。

国民生活センターは、光回線サービスの相談のうち約6割が電話勧誘によるもので、増加傾向にあると公表しています(2026年7月)。家庭向けの資料ですが、事務所の回線、法人携帯、複合機の保守、ドメインやサーバーの更新、電気の契約でも、電話営業は同じ順番で来ます。今の契約先と取り違えさせて、乗り換えが必要だと思わせ、書面を見せる前に電話の中で決めさせる。

払う前に確認すること

  1. 相手が誰かを、今の請求書と突き合わせる。 名乗った会社名とサービス名を、手元の請求書・契約書の会社名と比べる。「〜の件でご案内」は会社名ではありません。請求書に載っている今の契約先の窓口に自分でかけ直し、その連絡が契約先からのものか、代理店か、まったく別の会社かを確かめる。
  2. 「使えなくなる」「乗り換えが必要」は、今の契約先に自分で確認する。 相手の説明だけで動かない。資料の相談事例では、そのような事実はなかったケースが報告されています。
  3. 電話がかかってきた日に契約しない。 説明書面を郵送で受け取り、契約の相手、月額、契約期間、解約料、オプションの一覧を読んでから返事する。「口頭で説明します」「SMSで送ります」と言われても、紙の書面を求める。
  4. 「安くなる」を数字で確かめる。 今の月額と、提案の月額(オプション込み、割引が終わったあと)を並べ、契約期間の総額で比べる。今の契約の解約料と工事費を誰が払うかも足す。
  5. 契約書面が届いたら、その日のうちに読む。 契約の相手の会社名とオプションの一覧を見る。覚えのないオプション、聞いていない契約期間があれば、すぐに契約先に書面(メール可)で申し出て、日付を残す。
  6. 業務が止まらないかを見る。 事務所の回線、電話番号、決済端末、メールが切替で使えなくなる期間がないか。切替の日程と旧回線の停止日を書面でもらってから決める。

相手に聞く質問

そのまま読み上げるか、メールに貼り付けて使ってください。

  1. 会社名・所在地・法人番号・固定電話番号を教えてください。今の契約先と同じ会社ですか、代理店ですか、別の会社ですか。この契約の相手は誰になりますか。
  2. 「今のサービスが使えなくなる」というのは、誰が、いつ、どこで公表したことですか。今の契約先に確認してから返事してよいですか。
  3. 説明書面を郵送で送ってください。届いてから検討します。今日中に決める必要があるなら、その理由を教えてください。
  4. 月額に含まれるオプションをすべて挙げ、それぞれの料金と、外した場合の月額を教えてください。割引が終わったあとの月額はいくらですか。
  5. 契約期間、解約料、今の契約をやめるときの解約料と工事費を誰が払うのか、切替の日程と旧回線の停止日を書面で示してください。

1 に答えない相手、2 で「確認しないでください」「今日だけ」と言う相手とは、それ以上話す理由がありません。3 で書面を送れない相手に、払うものはありません。

気になる点があるとき

払う前なら。 電話を切り、今の契約先に確認するだけで終わります。相手の電話番号、名乗った会社名、言われた内容と日時をメモに残してください。

契約書面が届いてから気づいたなら。

  • 契約先の会社名とオプションを確認し、覚えのないものがあれば、契約先に書面(メール可)で申し出て、申し出た日付を残す
  • 電気通信事業法には、電話勧誘の際の説明書面の交付と、契約書面を受け取ってから一定期間内の申し出に関する制度(初期契約解除制度)があります。事業者としての契約に当てはまるかは、この場では判断しません。申し出は早いほど選択肢が残るので、判断を待たずに申し出だけは先にしておく
  • 切替の工事日が決まっているなら、工事の前に契約先へ連絡する

相談先は、事業としての契約なら日弁連 ひまわりほっとダイヤル(0570-001-240)、個人としての契約なら消費生活センター(局番なし 188)です。

回線や機器が「実質無料」と言われる型は こちら、行政や提携先を名乗って来る型は こちら にまとめています。


参考: 国民生活センター 発表情報「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!-口頭説明だけで契約せず、必ず説明書面を見てから検討しましょう-」(2026年7月1日)。

この型で確認すること

確認手順

  1. 相手が名乗った会社名とサービス名を、今の契約先の請求書・契約書と突き合わせる。「〜の回線をお使いの方へ」「〜の件でご案内」は会社名ではない。請求書に載っている今の契約先の窓口に自分でかけ直し、その連絡が本当に契約先からのものか、代理店か、まったく別の会社かを確かめる。
  2. 「今のサービスが使えなくなる」「乗り換えが必要」「更新の手続き」と言われたら、その事実を今の契約先に自分で確認する。相手の説明だけで動かない。資料の相談事例では、そのような事実はなかったケースが報告されている。
  3. 電話がかかってきた日、訪問を受けた日に契約しない。説明書面を郵送で受け取り、契約の相手、月額、契約期間、解約料、オプションの一覧を読んでから返事する。口頭説明やメール・SMSでの案内に代えたいと言われても、紙の書面を求める。
  4. 「安くなる」を数字で確かめる。今の月額と、提案の月額(オプション込み、割引が終わったあと)を並べ、契約期間の総額で比べる。今の契約の解約料と工事費を誰が払うかも足す。
  5. 契約書面が届いたら、その日のうちに契約の相手の会社名とオプションの一覧を確認する。覚えのないオプション、聞いていない契約期間があれば、すぐに契約先に書面(メール可)で申し出て、申し出た日付を残す。
  6. 事務所の回線や電話番号、決済端末、メールが切替で止まらないかを確認する。業務用の回線は、切替の日程と旧回線の停止日を書面でもらってから決める。

相手に聞く質問

  1. 会社名・所在地・法人番号・固定電話番号を教えてください。今の契約先と同じ会社ですか、代理店ですか、別の会社ですか。この契約の相手は誰になりますか。
  2. 「今のサービスが使えなくなる」というのは、誰が、いつ、どこで公表したことですか。今の契約先に確認してから返事してよいですか。
  3. 説明書面を郵送で送ってください。届いてから検討します。今日中に決める必要があるなら、その理由を教えてください。
  4. 月額に含まれるオプションをすべて挙げ、それぞれの料金と、外した場合の月額を教えてください。割引が終わったあとの月額はいくらですか。
  5. 契約期間、解約料、今の契約をやめるときの解約料と工事費を誰が払うのか、切替の日程と旧回線の停止日を書面で示してください。

この型に関する回答

自分の案件で確認することを整理するには 質問票 を使ってください。